この記事は ディズニー関連ブログ アドベントカレンダー ＃d_advent の11日目です。
普段はプログラマ的なネタが多いのですが、この機会にと書いてみました。
はじめに
突然ですが、 『グーフィー・ムービー ホリデーは最高!!』（以降グムビ）という映画はご存知でしょうか。
グーフィーとその息子マックスが夏休みの思い出づくりの旅行に出掛け親子の絆を深める感動のミュージカル映画です。いちどDisney+でご覧になって見てはいかがでしょうか。
さて、その中にちょこちょことディズニー関連のイースターエッグが仕込まれています。そのうちの一つ(?)に本編の2分10秒ごろマックスがPJからの電話で起きるシーンの、↓の画像のようなミッキーマウス型の電話というものがあってですね(服を着ていない寝起きマックスに目が行くけどそっちじゃない)。
この電話は実際に昔にアメリカで流通していた電話でして、
マックスおよび親子のファンとして、推しと同じグッズを使っている気持ちになるために買って使えるようにしたので、その段取りを書いていきます。
買ったのは2020年の夏頃なのですが動かし方などはいまも変わらないと思うので参考まで。
この電話機は何物か？
正式名称は Mickey Mouse Phone といい、
初代は1976年頃にAmerican Telecommunications Corporationという会社(現在のAT&T ???)で製造されたものです。
以降いくつかの派生の電話機が作られていたり、
同時期にスヌーピーなど他のアニメキャラクターをモチーフにしたものも作られていたようですね。
一連の電話機をDesign Line telephoneと呼ぶそうです。
Design Line telephone - Wikipedia
そのうちグムビの映画中でマックスが使っているものは、
初代のMickey Mouse Phoneのプッシュボタン式の電話機な模様なので、これを探して購入&設定していきます。
https://mickey.mickeymousecollectibles.com/mickeymouse-phone.html
購入〜到着まで
購入手続き
いちおうヤフオク等の国内マーケットプレイスでも探せばあるのですが、以下の理由から断念しました。
- マックスと同じプッシュボタン式のモデルではない
- ダイヤル式のもので良ければあるが値段が高い
よってアメリカのオークションやフリマサイトからの購入を検討し、
eBayやおなじみメルカリのUS版を探して質のよさそうなものが見つかったのですが...
メルカリのUS版は日本のメルカリと全く別のサービスとなっており、アメリカ国外からの購入ができないルールとなっております。
試しに私のクレカで決済しようと試みたのですが失敗したので購入代行サービスを利用することにしました。
利用したのはこちらのサービスです。値段の面で最安かどうかはなんとも分かりません。 ※ アフィリエイトでもないです
そして届いた！！
ボタン周りの汚れ、経年劣化の黄ばみはあるもののミッキーの部分はほぼキズ汚れなく良品でした。
とはいえヴィンテージなのでホコリもついており、国外からの荷物ということで感染症対策などの観点からもアルコール除菌シートで丁寧に拭いたりといったことはやっておきました。
本当は分解して内部のホコリを取ったり紫外線焼けの黄ばみを取るなどのクリーニングもやりたいところですが時間の都合で断念です。
費用について
購入にかかった金額は $216 = 24,000円程度でした。内訳は以下の通り。
そこそこサイズがあるものなので送料に関してはしょうがないですね。
- 商品 : $76
- 購入代行手数料 : $10
- 送料 : 約$130 (他にもいくつかまとめて転送したため高くついた...)
とはいえ、ヤフオク等で類似品を買うのと大差はない金額で映画中と全く同じ物を買うことができたので満足ではあります。
家電として使えるようにするまでの段取り
IP電話の契約
我が家にはアナログ電話の回線を契約していないのでそのまま電話のジャックに挿しても通話することはできません。
ということで今回はIP電話の回線で利用できるように整えました。
IP電話を使うことにしたのは単に利用料金が安いからです。
IP電話サービスはこちらのSMARTalkを利用しています。通話料金はやや高めですが月々の基本料金と着信時の料金が0円のため、
家電としてインテリアがてら置いておくには費用がほぼかからないので今回の用途にはちょうどよいです。
ヴィンテージ電話機をIP電話で使うために
Mickey Mouse Telephoneはまだインターネット(TCP/IP)など存在していない1970年代につくられたヴィンテージ電話機なので、当然ながらIP電話の電話機として利用することはできません。
よってIP電話とアナログ電話機のアダプタが必要となります。
今回はAliExpressでこちらの Linksys PAP2T-NA を注文しました。
国内の通販では買うことが難しいですがたまにヤフオクやメルカリ等に出回ることもありますが、それを待つよりはAliExpressのほうが手っ取り早く安価に購入することができると思われます。
選定理由は安価なこと、ググった際に設定方法の手順がたくさん出てくることです。
この手のデバイスを買うときは充分に取り扱えるかがキモになってきます。
今回、PAP2Tの設定は下記の文献を参考に行いました。
こちらの方も同じ用にSMARTalkを利用されているようでしたので、おなじ手順通り進めれば詰まることはないように思います。
IP電話を固定電話にする（？）『Linksys PAP2T』の設定方法
そしてうごいた！！！！
最後に
映画の中と推しと全く同じものを日常的に使える喜び。
家にお友達が遊びに来ると必ず「なにこれ！？」と聞かれ得意げになってしまいます。
毎日PJからの電話で起床したい。
Telemaniaとかディズニーヴィンテージ電話機は沼の予感がする。。。ググるな危険。
