ディズニー、特に英語圏のWebサイトについて、 404 Not Foundなどのエラーページの演出が凝っており、キャラクターが多数出演してくれている。 いくつか見てキャプチャ取ったものをまとめていく。
※ 404がエラーかと言われると微妙だが適切な表現が思い浮かばないので御免
Disney.com
総本山ディズニー公式サイト。 日本からアクセスするとdisney.jpに飛ばされてしまう。ざんねん。 www.disney.com
404 Not Foundのページ
おそらくディズニー404界では唯一となる、動画が埋め込まれた404。 シュガー・ラッシュのラルフが飛び出てくるギミックが素敵。 「You didn’t break the internet, but we can’t find what you are looking for. = あなたがインターネットを壊したわけではないですが、探しものは見つからないです。」 「What can KnowsMore help you find today? = ノウズモアはお探しものを手伝えますよ?(意訳)」 と検索窓を出してくれているのも含めて細かいところまで凝りに凝っている。
メンテナンスページ
SHOP Disney
海外版のディズニーグッズ通販サイト。 日本では売っていないようなキャラクターのものがあって物欲が大変なことになる。 https://www.shopdisney.com/
404 Not Foundのページ
こちらもシュガー・ラッシュのラルフが怪訝な顔で?こちらを見ている。 2作目がインターネットが舞台となっていることもありエラーページ界では人気者そう。 「Looks like there’s a glitch = 不具合のように見えるね」 ってメッセージも言葉選びにシュガー・ラッシュの世界観が出ていて良い。
検索結果なしページ
これはエラーではないが、ある検索条件で対象となる商品がないときに表示される。 インサイド・ヘッドのカナシミがうなだれている。。。 欲しい物がなかったらカナシイよねぇ。。。 カナシミもエラーページ界における人気キャラクター。外でも使われてる。
ディズニーストア(日本)
みんな大好きディズニーストアの通販サイト。 日本のディズニー関連サイトの中ではおそらく唯一エラーにネタが仕込まれている。
ピアリのストア巡回ってなんであんな楽しいんだろう。 毎週末行ってても結構な頻度で置いているものが変わっていて、毎回ワクワクするお店。 オンラインで注文すると可愛いダンボールで届くのでこれまたテンション上がるんだよ。
アクセス多すぎページ
いわゆる429 Too Many Requestsと呼ばれるやつ。
こないだ今年で25周年のグーフィームービーのグッズが大量販売されるという素晴らしい企画があり、 親子のファンが平日朝から大量にアクセスしたら詰まったっぽい。 私はF5連打の挙げ句無事に欲しかったキーホルダーが買えたので安心している。
ディズニーストアということもありエラー系はすべてボーイズのユニベアたち。 左から順にモカ、メープル、ホイップ、ソルト、スコーンかな? ミッキーの子が真ん中じゃないってところに意図を感じる。
密です!密ですよ!(かわいいもっとやれ
404 Not Foundのページ
こちらもユニベアで、プルートがつくったメープル。 骨を探してるイラストでnot foundを表現している。 フリフリしてるしっぽがかわいい。
検索結果なしページ
またまたユニベアで、こちらはグーフィーのスコーン。 グプル→メープルスコーンなんですね。 あまり興味なかったんだけどかわいいのでこれを機会にポチってしまいそう
パーク関連
東京を除く世界の(つまりディズニー社直営の)パークはサイトの仕組みが共通化されているっぽく、 どこのページも同じようなエラーページになる。 興味深いのは、エラーが多言語対応されていていろんな言語で見れることですね。
404 Not Foundのページ
「Someone Ate the Page! = だれかがページを食べちゃったみたい!」 というメッセージと共に悪い子レベルの上がりつつあるいたずらスティッチのイラストがかわいい。 からの「Or for some other reason, the page you're looking for cannot be located. Just in case, please check the URL. = または何らかの理由でページが見つからないです。URLを確かめてみてください。」というお言葉の真面目さもまた良い。 コロナでリゾートが閉じてる旨のバナーがかなしい。
サーバエラー(5xx)ページ
夏にWDW行くつもりでホテル予約とかの予定を立てていたらたまたま遭遇した。 メッセージの「We Had to Duck Out!」を上手く訳せないのだが、 直訳すると「逃げなければいけなかったです」になるけど目的語として 例えば「of website unavailable」とか付いてることを想像したら、 「サイトが利用できなくなることを回避すべきでした」とかになってキレイになる。 いずれにせよ、Duck Outとドナルドのアヒルを掛けていて上手い!
なお、立てていた予定は夏休みがなくなったことで消え去りそう。つらい。 コロナ滅すべし。来春には行くぞ。
ついでに、このduck outって他の言語だとどうなるの?ってのを見てみたいが、 DLPないしはSHDLの予約サイトがダウンするところに遭遇しなければならず無理そう。
D23
ディズニーファンクラブの公式サイト。 日本からは会員登録が出来ないので享受出来ずもどかしい。 またD23 Expo Japanをやってほしいものです。 d23.com
404 Not Foundのページ
モンスターズ・インクのロズが出てきて 「It seems we forgot to file our paperwork = 書類を提出してないわよ!」 とお叱りを受ける。
404 Not Foundではなく404 WELL, ISN'T THAT NICE? = まぁいいんじゃないの? っていうユルさもクスッとくる。
Pixar Animation Studios
ピクサーの公式サイト。 1/2の魔法はいつ見れるようになるのか… Disney+が上陸したと同時に見れるようになるといいな。 www.pixar.com
404ページ
「AWWW...DON’T CRY. = あわわわわ、泣かないで」 「It's just a 404 Error! = こんなのただの404エラーよ」 「What you’re looking for may have been misplaced in Long Term Memory. = 探してるものは誤って長期記憶に保管されてるかも」 見つけられないカナシミをヨロコビなだめるようなメッセージで、 こんなところにもストーリー性を入れてくるピクサーに感心する。
STARWARS
スター・ウォーズの公式サイト。 8まで観たけどあまり内容を覚えていない。
ファビコンがR2D2に見えるけどオレンジ色の色違いっていうニッチなかんじ。 名前がついてるのかは調べられていない。 www.starwars.com
404 Not Foundのページ
404の0をデス・スター2のスーパーレーザー(の砲台?)で表現している。 メッセージも「THIS PAGE IS NOT FULLY ARMED AND OPERATIONAL. = 武装は未完成で運用もできないよ」 となっていて404のエラー感とスター・ウォーズの世界観を重ね合わせている。
日本はどうなの?
以下をぱっとみた感じ、あまり仕込まれている風ではなかった。 見つかったのは前述のストアくらい。気質の違い??
- ディズニー公式
- 東京ディズニーリゾート公式
まとめ
ここで挙げた中での出現サイト数をまとめておく。
面白いのが、ディズニーのサイトだけど、 ミッキーアンドフレンズの登場がドナルドの1回だけってところで。 それくらい、言葉を選ばすにいうと安直にならず、各サイトで凝って作ったのを感じる。
そして、ディズニーはウェブサイトの細かいところまで世界観出してきて楽しいね。 コロナ禍でなかなかリアルでディズニーに触れる機会が減ってる中で、 こういうところにもイマジネーションが感じられて心が温まる。
安心して楽しめる日常が早く帰ってきますように。
番外編
これをいちいち調べている過程でいくつかのサイトのhtmlソース上にイースターエッグ隠されてるのを見つけた。 ディズニー公式サイトのコメントは、こんなところを目ざとく見ている好奇心旺盛な人に向けての、 ウォルトからのメッセージのように思えて感動したね。 パークに行けてなさすぎて些細なことでも感動するようになってしまっている。
ほかにもディズニー公式サイトだと、ウォルト・ディズニーの好奇心に関するお言葉が引用されていて、わざわざソースを覗こうするような好奇心を持った人を楽しませてくれる。同じようなイースターエッグ仕込んでるあたり、SW公式と同じ会社が作ってるだろ。 pic.twitter.com/TRJpv33Wiu
— jskmt (@jsoizo) 2020年5月13日