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メモ帳 技術とか趣味とか

2015年振り返り

仕事

やったこと

14年末、↓の開発リーダーにアサインされた。

前職で新卒の5月に当時のトレーナーだった先輩と"社会人3年めには10人月くらいの開発を任せられる様になりましょう"というキャリアプランを描いていたにもかかわらず半年で下方修正して、さらに会社でもお荷物っぽくなっていた時のことを思い返すと感慨深い。結局は元々のプランに戻せた。上司に感謝である。泣くほど嬉しかった。

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そこから1年、やっていたのは主にこんな感じ。

  1. エンジニアリングチームの管理
  2. プロダクトのアーキテクチャ設計
  3. パートナーとのコミュニケーション
  4. その他技術系の球拾い

10月くらいに規模が14人月くらいにまでなって来て流石に細部まで管理できなくなってきたので工程管理を手放した。

リーダーとかマネジメントってのがどういう仕事だっていうのは体系立てて理解出来ているわけではないんだけど、チームで一番若いし(当時は...)、とにかく正しいと思ったことに対して愚直に、ミスったらゴメンナサイ。っていう割り切りでやっていて、諸先輩方の優しさのおかげでそれなりにまわっていたと思う。"とにかく0→1でプロダクトを作る"という経験が出来たのが大事で、これはタイミングがないとなかなか出来るものではない。夏に良い評価をもらえたので少しは自信が持てた。

技術面の成長

技術的には、プログラマの多い会社においてリーダーはインフラ周りの仕事を巻き取ることが多く、結果としてインフラ構築の知識が若干伸びた。主にDockerの概念と使い方を実用できるレベルにもっていけたのは大きい。

プログラマとしては伸びはあまり無し。チームの人数が最初は5,6人程度だったのが14人くらいにまで多くなってきて、自分がコードを書くというのは無理になった。なので主にアーキテクチャの設計をやりつつ、前半戦は詳細設計のレビューをすることがあったのでシステムの作りとしての良し悪しを客観的に判断できるようにはなってきたかもしれない。

業務外での学び

仕事忙しくて本を読む余裕とかあまりなかった(言い訳)。 仕事で結果を出すことに集中していたというのもある。

大事なことは

  1. Product Management系の勉強会/オフ会
  2. DDD本のユビキタス言語と境界づけられたコンテキストの話
  3. Dockerの勉強会
  4. [番外編] SHIROBAKO

あたりか。結構仕事に直結している。というか、自分自身の好みよりも仕事で必要なことをとにかくインプットしたというのが実情。よって雑というか方向性のない学びが多かった。結局は各々大事で欠かせない事柄であるので良いのではあるが、2016年はもう少し集中をしても良い。ということでプロダクトマネジメント、エンジニアリングマネジメントとDocker使ったインフラ構築の改善に振っていく。現状仕事という形でアウトプットすることが出来ない都合、プログラム書いたり設計する話は一時的に止めておいたほうが効率的かもしれない。

2016年

なんとかプロダクトをローンチできたというのは良かったが、一方で物事のススメ方が短絡的というか感情ドリブンになりすぎたという反省点もあって、大体周りが上手く回収してくれていたので助かっていたという感覚はある。これからは"1→Nでプロダクトをグロースさせていく"フェーズで、キッチリ数値目標見ながら無限にある選択肢から最良な解を選んでいくということをしなければならない。

ということで、2016年は以下が目標になるかな。

  • 一回反芻するというアクションを癖にする。ロジックを構築して伝える
  • 組織マネジメント, プロダクト開発の手法を2つ自分のモノにする(意識的に使い分けてられるようになる)

私は人を結構ガミガミ言って動かすタイプで、言われた側はストレス溜まるので本当はうまく問いかけたりしながら持って行きつつ締めるところはキッチリ。みたいなコトが出来ると良いのだが…それは時間がかかりそうだ。できれば望ましいが、優先度は低い。

未来

悩んだ。私は結局何になりたいのだろう?少なくとも経営者ではない。ということは分かっているが。プロダクトを作るという中で自分が一番向いているロールがなんなのかを見失って要る。というのも、現状のものすごく中途半端な状態で、かすかなWeb広告の業務知識と若干の管理能力から今の仕事をしているわけだが、それを抽象的なスキルとして自分のものにできているという実感が無い。

エンジニアとしても同様。結局どこにも強みがない。こちらも上記と同様でカーネルハッカーにでもなるかというと違う。ということはわかっているし、プロダクトとか管理寄りの人間であるということは理解をしている。だが、プログラムを書くことに対する未練がタラタラであるかぎり完全ではない。

最近、"私の仕事ぶっちゃけ私じゃなくても良くね?"と感じる事が多い。設計は優秀な先輩がやってくれる様になったし、Qiita:Teamに開発管理の記事書いたりしてサブチームでうまく回し始めているし。勝手に回る状態になっているというのはそれで良いのかな?という思いと、自分で細部までコントロールしたいという思いとで揺れる。たぶん前者が勝つべきだ。兎に角全方位球を拾いまくって平均値上げるしかない。

理想はココのProduct Management Triangleの下記ACが厚くなってくることかな。

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まとまりがないが、今はあと1年はプロダクト開発とエンジニアリングマネジメントに集中して、1年くらいあとに1人のプログラマに戻る。んでまた2年くらいしたらマネジメントやる。のが良い路線かなぁ…

その他

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ひとことで言うと、慢心、環境の違い

ここで、継続高校隊長ミカさんのお言葉をお聞きください。

人間は失敗する生き物だからね。大事なのはそこから何かを学ぶってことさ。

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年明けから2日連続で立川爆音上映キメる予定。ミカさんのフィルム当たらないかなぁ…